IGRP/EIGRP

IGRP/EIGRPはCisco独自のプロトコルである。


IGRP

IGRPのメトリック−帯域幅/遅延/信頼性/負荷/最大伝送ユニット(後ろの3つはオプション、デフォルトでは使わない)ホップカウントはメトリックとしては使用しないが、ネットワークの最大255ホップカウントという制限がある。(デフォルトのネットワーク直径は100ホップカウント)

IGRPマルチパス−Varianceコマンドによって、最大4つの等しくないパスで負荷分散できる。(CID Exam Certification Guide:Cisco Pressではそう書いてあるけど。最大6パスじゃない?)

IGRPの収束を速くするには、ホールドダウンタイマを無効・短くする。又は更新タイマを短くする。

 

IGRPタイマー

  • 更新タイマー:90秒−定期的にルーティングテーブルを隣接ルータに知らせる間隔
  • 無効タイマー:270秒(更新タイマー x 3)−この間隔までにアップデートを受け取らないと、そのルートはルーティングテーブルで無効とマークされる。
  • フラッシュタイマー:630秒(更新タイマー x 7)−この間隔までにアップデートを受け取らないと、そのルートはルーティングテーブルから消される。
  • ホールドダウンタイマー:280秒(更新タイマー x 3+10秒)−あるルートがトリガアップデート(通常の間隔以外のアップデート)されると、この時間が過ぎるまで、ルートに対する新規変更はできない。

  • EIGRP

    EIGRPは収束は非常に速く約1秒。

    EIGRPネットワークは最大255ホップカウント-(CID Exam Certification Guide:Cisco Pressではそう書いてあるが、トップダウンネットワークデザインには数千ルータと書いてある。EIGRPのバージョンが違うのか?)

    EIGRPはマルチルーテッドプロトコルサポート−IP/IPX/AppleTalk

    EIGRPの再配布(再分散)- Redistribution

  • IP EIGRPは同じASならIGRPと自動的に再配布する。別ASでは手動構成が必要。
  • IPX EIGRPはIPX RIP/NLSPと自動的に再配布する。
  • AppleTalk EIGRPはAppleTalk RTMPと自動的に再配布する。
  • EIGRP Hello パケット−リンク速度がT1(1.544MB)以下のマルチポイントネットワークでは60秒ごとにユニキャストされ、その他のネットワークでは5秒間隔。


    参照−CID Exam Certification Guide:Cisco Press/トップダウンネットワークデザイン:ソフトバンク

    inserted by FC2 system