デバイスの接続・ケーブル


Ciscoデバイスへのコンソール接続のセットアップ

「コンソールポート」:Ciscoデバイスを設定するための管理用のRJ-45コネクタインターフェース(一部のハイエンドルータはDB-25 DTE/DCE)、シスコ製のハブ、スイッチ、ルータの監視と設定を可能にする。

コンソールケーブル(ロールオーバーケーブル、ロール型ケーブル):ターミナル(管理ステーション)とコンソールポートとの間に使うケーブル。(ルータ:1600,2500,2600,3600・スイッチ:1900,2820などで使う。そうでないシリーズもあるので、各デバイスのマニュアルを必ず参照する。)下記のような物が一般的に使用される。

 

  • 両端がRJ-45コネクタのもの(PCに接続する方にDB-9 or 25アダプタを使い、PCのシリアルポート or モデムに接続する。このアダプタには「Terminal」 or 「Modem」というラベルが貼ってあります。)写真はDB-9アダプタ。コンソールインターフェースがDB-25 DTE/DCEの一部ハイエンドルータの場合は、DB-25アダプタをルータ側に使うか、DB-25 to DB-25ケーブルを使ったりします。
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  • 片方がRJ-45コネクタでもう1方がDB-9コネクタのもの。DB-9コネクタをPCシリアル(COM)ポートにつなぐ。
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    「コンソール付きのデバイス」(RJ-45コネクタ) -----------------「 RJ-45コネクタ」(DB-9 or 25アダプタ) -- 「PC」(ターミナル)

     

    *コンソールケーブルは、イーサネット・ISDNで使われるストレート・クロスケーブルとは異なるピンアウトを持っているので、これらで代用することは出来ない。

     

    PCのターミナルエミュレーションアプリケーションを以下のように設定する(Windowsのハイパーターミナルなど)と、帯域外の管理用接続が提供される。

    COM設定:9600bps、8データビット、パリティなし、1ストップビット、フロー制御なし

     


    イーサネットUTPケーブル

    いわゆる10BASE-T100BASE-TXで使うケーブル。RJ-45コネクタ

     

    イーサネットUTPストレートケーブルとクロスケーブルの見分け方:ケーブルの2つのRJ-45コネクタの端を同じ方向に並べてみて、色の付いたワイヤの順番が両端で同じであればストレート。1<->2 , 3<->6 ピンが入れ替わっていたらクロスケーブル。

     

    ストレートケーブル:PCからスイッチ(ハブ)、ルータからスイッチ(ハブ)、

     

    クロスケーブル(クロスオーバーケーブル):スイッチ(ハブ)からスイッチ(ハブ)、ルータからルータ、PCからPC、ルータからPC

     

    ちなみにコンソールケーブル(ロールオーバーケーブル、ロール型ケーブル)は、

    ケーブル片端にある色付きのワイヤーの配列順序が、もう一方の端では逆になる。

     


    WANシリアル接続

    シリアルリンクには、2つのサイドがあります。リンクの一方はクロッキングを担当していて、DCEと呼ばれる。リンクのもう一方はDTEと呼ばれる。運用ネットワークでは、DCEインターフェースはサービスプロバイダによって提供され、通常はCSU/DSU(Channel Service Unit/Data Service Unit)への接続です。ルータは通常、シリアルインターフェースのDTE(Data Terminal Equipment)のサイドです。

    テスト環境などで2つのルータを使ってシリアル接続をシミュレートする事も可能。この時どちらか一方のルータをDCEとして動作させるには、DCEにする方のシリアルインターフェースにクロッキングを設定する。

    DCE:モデム、CSU/DSU、TA/NT1

    DTE:顧客のルータ、ブリッジ、端末、PC

    ほとんどのシスコルータ上のシリアルポートは独自仕様の60ピンのコネクタを使う。したがって片方が、Cisco2500シリーズなどの同期シリアルポート(DB-60)用のコネクタ、もう1方が各種様々な形のコネクタになっているケーブルが一般的。例えば以下のような物がある。

     

     

     

     

     


    ISDN BRI接続のためのルータのケーブル配線

    BRIには使用できる2つのタイプのインターフェース(BRI S/T とBRI U)がある。必要なインターフェースのタイプを判断するには、自前又はサービスプロバイダのどちらがNT1デバイスを提供するのかを判断しなければならない。

    NT1デバイスとは「ネットワーク終端タイプ1デバイス」を意味し、ルータとサービスプロバイダのISDNスイッチ(クラウド)との間に位置する中継デバイス。加入者側の4芯ケーブルをローカルループ側の2芯に変換する。北米では顧客側がNT1を用意するのが一般的だが、その他の地域(日本も含む)では、サービスプロバイダ側がNT1を提供している。

    もしもNT1デバイスを提供する必要があるなら、Uインターフェース(NT1デバイスが組み込まれている)でISDN BRI を使える。

    外付け型のNT1を使っている場合やサービスプロバイダがNT1デバイスを提供する場合には、ルータのISDN BRI S/T インターフェースを使う。

    上位ルータは複数のISDNインターフェースを装備可能なので、ルータを購入する際にどのインターフェースが必要なのかを判断する。ルータのポートラベルを見るとどのタイプなのかがわかる。

    ISDN BRIポートをサービスプロバイダのデバイスに相互接続するには、UTPカテゴリ5のストレートケーブルを使う。

    ISDN BRIポートから伸びるケーブルをISDN ジャックまたはISDN スイッチ以外の場所に繋ぐと、その非ISDN デバイスに深刻なダメージを与える可能性がある。

     

     

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    参照:Ciscoデバイス相互接続入門-CCNA試験番号640-507対応(ソフトバンク)/

    ケーブル仕様 http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/manual_j/as/as54/sig/appendixC/7260_02_APPENDIXC.PDF

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