IGRPには3種類のルートタイプがある
bandwidth/delay/reliability/loading/MTU を複合メトリック使う。だがホップカウント255までという制限有り。
IGRPがデフォルトで使うメトリックは、bandwidth/delay
本来のメトリック算出方法はK1〜K5までの値を使い2段階の計算を行うが、K1〜K5の値がデフォルトの場合は以下の計算式で要約される。
Metric = [ (10,000,000/minimum bandwidth) + (SUM ( interface delay )/10) ]
シリアルリンクでは、bandwidth/delay の値はそれぞれデフォルトで決まっている。
実際のリンクのbandwidth/delayの値を設定するには、各インタフェースで bandwidth コマンドや delay コマンドを使って手動設定する必要がある。
ルータA(s0)------------(s0)ルータB(e0)------------ネットワークC
例えばルータAからルータBに直接接続されているネットワークCまでの経路のメトリックの算出方法は、
[ (10,000,000/通る経路の中で一番低帯域幅の数値) + (通るインタフェースの遅延の合計 )/10) ]
「通る経路の中で一番低帯域幅の数値」と「通るインタフェースの遅延」を参照するには各ルータでshow interface を実行
ここで、ルータAのインタフェースs0の帯域:1554Kbit、遅延:20000microseconds
ルータBのインタフェースe0の帯域:10000Kbit、遅延:1000microseconds と仮定すると、
[ (10,000,000/1554) + (20000 + 1000)/10)
]
= [6476+ 2100] = 8576 = Metric
(10,000,000/1554)=6476.683937824 だが端数は切り捨て
メトリックの値はルーティングテーブル show ip route で参照可能
参照:Cisco CCIE Lab Practice Kit (Mc Graw Hill)