Linuxでハードディスクを利用するには、
する必要がある
ハードディスクを論理的な区画に区切ることで、1台のハードディスクを複数台のハードディスクに見せることができる
●パーティションの種類
よって1台のハードディスクに、最大15のパーティションを作成可能
Linuxでは少なくとも、
が必要となる
スワップ領域とは、
メモリに収まらなかった分を一時的に格納される領域
物理メモリと同等サイズのパーティションを用意するのが一般的
●デバイスファイル
ハードディスクやCD-ROMなどのデバイスにアクセスするためのファイル
/devディレクトリ以下に用意されている
・IDEハードディスクドライブの場合最初に「hd」が付き、その後 a,b,c,d の順に割り当てられる
/dev/hda プライマリマスターに接続されたIDEドライブ /dev/hdb プライマリスレーブに接続されたIDEドライブ /dev/hdc セカンダリマスターに接続されたIDEドライブ /dev/hdd セカンダリスレーブに接続されたIDEドライブ
・SCSIハードディスクドライブの場合最初に「sd」が付き、その後 a,b,c,d ・・・・の順に割り当てられる
・SCSIテープドライブの場合最初に「st」が付き、その後 0,1,2,3 ・・・・の順に割り当てられる
ハードディスクドライブを複数のパーティションで分割した場合は、
それぞれデバイスファイル名に1,2,3 ・・・・の順に数字が振られる
/dev/hda1 | 1番目の基本パーティション |
/dev/hda2 | 2番目の基本パーティション |
| | | |
/dev/hda16 | 12番目の論理パーティション |
●ファイルシステム
WinodwsではFAT、FAT32、NTFS
MacOSではHFS
Linuxでは、標準のext2や、
ジャーナル(データ復旧)機能を持つext3、ReiserFS、JFS、XFSがある
ファイルシステム内部ではiノードと呼ばれる識別情報を使ってファイルやディレクトリを管理している
iノードにはディスク上の位置やアクセス権などの情報が格納される
iノードが足りなくなるとハードディスクに空き容量があっても、それ以上ファイルを追加できなくなる
iノードはファイルシステムが作成される時に設定され、後から追加することはできない
一方のファイルシステムを別のファイルシステム内にあるディレクトリからアクセスできるようにすることをマウントと呼ぶ
通常CD-ROMドライブ(/dev/hdcなど)を/mnt/cdromへマウントする
●パーティションとファイルシステムの情報表示
/etc/fstabファイルにパーティション毎の
デバイスファイル名 マウントポイント ファイルシステムタイプ マウントオプション ・・・
などが記述されている
●FHS(Filesystem Hierarchy Standard)
UNIX系OSにおける標準的なファイルシステムレイアウト
一般的に利用する重要なファイルやディレクトリの配置を標準化することで、
異なるディストリビューションでも、ある程度のディレクトリ配置や役割を理解しやすくしている
様々な用途のディレクトリの中で、
はルートファイルシステムに配置する必要がある
その他には、
などのディレクトリがある