●BIOS
BIOS(Basic Input Output System)とは
ためのプログラムで、マザーボード上に搭載されたシステムBIOSや
SCSIカード上に搭載されたSCSI BIOSなどがある
BIOSセットアップ(コンピュータを起動するときDelキーなどを押す)で設定できる項目
*古いBIOSでは大容量ハードディスクを認識できないなどの問題が生じる場合がある
●システムリソース
システムリソース種類 説明 確認するために参照するファイル IRQ(Interrupt ReQuest) CPUに送られる割り込み要求 /proc/interrupts DMA(Direct Memory Access) デバイスがメモリに直接アクセスするためチャネル /proc/dma I/Oアドレス(Input/Outputアドレス) 入出力を行うデバイス用に割り当てられる
CPUのメモリマップ上のアドレス/proc/ioports
●PCIバスとISAバス
ネットワークカード(NIC)、モデムカード、SCSIカードなどの拡張カードを接続するためのバス(通り道)
ISAバスは古く転送速度が遅い、PCIバスが現在主流になっている
lspciコマンド、または/proc/pciファイルを参照するとPCI/ISAデバイスの情報を得られる
●通信デバイスの設定
ネットワークカード(NIC):
コンピュータをLANに接続するためのカード
特に設定は必要ないがまれにIRQが競合した場合は、手動でBIOSセットアップから設定する必要がある
モデム:
アナログ信号とデジタル信号の変換、データ圧縮などの機能によって、
アナログ電話回線を経由した通信を行うために使用する
シリアルポートに接続する外付けモデムもPCI拡張カードでの内臓モデムも
どちらもシリアルポートとして認識される
setserial /dev/ttyS0 でシリアルポートの設定を表示できる
●USBデバイスの設定
USB(ユーエスビー)とは様々な周辺機器を接続するためのインタフェース
などの特徴があり、従来の1.1とより高速な2.0のバージョンがある
Linuxにおいてはカーネル2.4(2.2からは一部サポート)から正式にサポートされた
USB機能を制御するUSBコントローラには
の2種類があり、それぞれ
というカーネルモジュールを組み込む必要がある
lspciコマンドによってそのコンピュータが搭載しているUSBコントローラを表示できる
insmodコマンドによってカーネルモジュールを組み込むことができる
lsmodコマンドによって組み込んだカーネルモジュールを表示できる
USBデバイスクラス:
デバイスの種類によって制御手順が標準化されていて、
同一クラスのデバイスは単一のクラスドライバで利用できる
クラス デバイス例 HID(Human Interface Devices) キーボード、マウス、ジョイスティック オーディオ MIDI音源、スピーカ マスストレージデバイス MOドライブ、FDドライブ ACMコミュニケーションデバイス モデム、TA(ターミナルアダプタ) プリントデバイス プリンタ
●SCSIデバイスの設定
SCSI(スカジー)とは様々な周辺機器を接続するためのインタフェース
などの特徴があり、SCSIデバイスそれぞれを認識するためSCSI IDが割り当てられる
SCSIを制御するためのSCSIコントローラには一般的にSCSI ID7が使われる
LinuxでSCSIデバイスにアクセスするには以下のようなデバイスファイルを利用する
scsi_infoコマンドによってSCSIデバイスの詳細な情報を参照できる