●正規表現 : あるパターンの文字列を表現する手段
メタキャラクタ | 説明 |
. ピリオド | 任意の1文字 [例] ab..e abで始まりeで終わる5文字の文字列 |
^ | 行の先頭 [例] ^a 行の先頭にあるa |
$ ドル記号 | 行の最後 [例] ^$ 行の最初と最後の間に何もない空白を表す |
* アスタリスク | 直前の文字が任意回数繰り返し [例] a*c a とc の間に0回以上繰り返し入っている任意の文字列を表す (ワイルドカードのアスタリスクとは意味が異なる) |
[ ] 括弧 | [ ]内の文字のいずれか1文字 [例] [abc] abc の内どれか1文字 [a-z] a からz の間のいずれか1文字(ハイフンを用いて範囲指定) [^0-9] 数字以外の1文字(^で〜以外を指定) |
\ バックスラッシュ | 直後の1文字を文字列として処理
[例] \. 正規表現としてのピリオド(任意の1文字 )ではなく文字列として扱う |
●sedコマンド: 正規表現にマッチした文字列を置換・削除する
(処理結果を保存するにはリダイレクトを使用)
書式 | 主なオプション 補足 | 主なコマンド |
sed [オプション]
コマンド [ファイル名] sed [オプション] -e コマンド1 [-e コマンド2] [ファイル名] sed [オプション] -f スクリプト [ファイル名] |
-e : コマンドを指定 -f : |
s/A/B : 各行最初に現れるパターンAをパターンBに置換する s/A/B/g
: /A/d : ' 行番号A, 行番号B ' : |
●grepによるファイル検索
テキストストリーム内から正規表現で指定した検索パターンにマッチした文字列が含まれる行を表示する
書式 | 主なオプション 補足 |
grep [オプション]
検索パターン [ファイル名] grep [オプション] [-f ファイル名] [ファイル名] |
-c : パターンにマッチ行数のみを表示 -n : -v : -i : -f : -E : |