水質汚濁

 

●海洋の役割

  1. 二酸化炭素を吸収し、貯蔵する(地球上の全森林と同等の吸収量) *1
  2. 海の生物が生存する環境を提供する
  3. 淡水を形成する(川など)水の循環を供給する(地球上の約97%の水が海、川から必要な窒素・リン・カリウムなどの栄養分を海へ運ぶ)
  4. 海流によって海洋の水資源を移動させる

*1:大気中の二酸化炭素を海洋の水が吸収する。
   その他にも、植物プランクトンが光合成により二酸化炭素を吸収し、それが食物連鎖によって海に貯蔵される。
    (このことを「生物ポンプによる海洋の二酸化炭素の貯蔵機能」と呼ぶ)

 

海洋汚染等の防止に関する国際的枠組みと取組については、ロンドン条約1996年議定書がある。

この条約の締結に伴い、日本では、海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律(海洋汚染防止法)が改定された。

 

 

 

●水の汚染

水の中の病原菌や有害物質には、水道水の塩素殺菌や水質汚濁防止法の規制により対応できるが、我々の生活排水(有機物)による汚染が広がっていることが問題とされている。

水の汚れレベルについて、以下の単位が使用されることが多い。

 

 

台所、風呂、トイレ、水道などから出る生活排水を減らすには個人の努力が不可欠です。

 

 

水に限ったことではないが、水辺や池・川などを含めた森林、湖沼、草地、湿地など生態系が保たれている生息空間のことをビオトープと呼ぶ。

ビオトープとは、もともとは生き物(Bio)がありのままに生息活動する場所(Top)という意味の合成されたドイツ語で、自然が残っている環境全般のことを指す。
本来は自然環境そのものがビオトープだが、生き物が住みにくい都市部などで、人間によって再構成された自然環境をとくにビオトープと呼ぶことが多い。
ただし、人間が作った自然環境も、人間の自己満足のために存在するケースも見られる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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