●大気の成分構成と構造
大気の成分は以下のような割合で構成される。
窒素 | 78.1% |
酸素 | 20.9% |
アルゴン | 0.93% |
二酸化炭素 | 0.03% (現在では約0.04%にまで上昇) |
また構造は、地表から順に 対流圏→成層圏→中間圏→熱圏 という構造になっている。
オゾン層が存在するのは成層圏
●大気の働き
●大気汚染の要因物質
これらの物質は、大気汚染防止法によって規制されている。
また自動車の排ガスについては、都市部では自動車NOx・PM法により規制され、最近では自動車メーカーが低公害自動車(ハイブリッド車、電気自動車、天然ガス自動車、メタノール燃料自動車)の開発が急がれている。
排気ガスを出さない自動車だけになるにはまだまだ時間がかかりそうです。 |
●オゾン層の破壊
オゾン層は大気の成層圏にあり、太陽からの有害な紫外線を防ぐ働きがある。
しかしエアコンや冷蔵庫などの冷却剤で使用されるフロンガス(クロロフルオロカーボン:CFC)やハロンガス(ハイドロクロロフルオロカーボン:HCFC)、臭化メチルによって破壊され、南極のオゾンホールなど、熱帯地域を除く地球全体で減少傾向にあることが問題となっている。
これらの「オゾン層破壊物質」が成層圏のオゾン層に達するには15年かかると言われていて、今現在オゾン層に達しているのは全体の1割にしか満たない。
その他の多くはいまだ対流圏に存在していることから、今後より一層のオゾン層破壊が進み、人体への影響(皮膚ガンや白内障)も増加するとみられている。
またフロンガスは、二酸化炭素(CO2)より数千倍の温室効果を持っている。
●オゾン層の破壊問題への対策
国際的な取り組みとして、
があり、日本はこれに参加すると共に、国内では、
が制定されている。