都市生活での問題

 

●都市型の環境問題

都市部には特に人口が集中し、エネルギーや資源の消費が激しいため、環境汚染の進行が早く、かつ特徴的な環境問題が存在する。
そのため都市型の環境問題は、特別な対応が必要になってくる。

  1. 感覚公害(騒音、振動、悪臭): 騒音と振動公害は特に工場や建設現場から発生することが多い
  2. 廃棄物処理、ごみ問題
  3. 人工排熱の増加によるヒートアイランド現象
  4. 森林などの緑地減少
  5. 自動車の排気ガスなどによる大気汚染
  6. 人工のネオンなどによる光害
  7. アスファルト増加による都市型洪水(雨水を吸収する土が少ないことから、河川に一度に雨水が流れ込み洪水が発生する)

 

都市部に住むひとりとして他人事じゃないですね。

 

 

●廃棄物処理

廃棄物には以下のように廃棄物処理法によって区別される。

一般廃棄物 し尿 トイレから出る排水のこと
ごみ 家庭ごみ 一般家庭から排出される廃棄物
事業系ごみ 事業活動によって排出された廃棄物のうち
産業廃棄物に指定されないもの
産業廃棄物 事業活動によって排出された廃棄物のうち
燃えがら、汚泥、廃油、廃プラスチックなどの20種類を指す

これらを適切に処理しない不法投棄の増加も問題になっている
産業廃棄物の排出事業者が処理業者へ処理を委託する際に、
産業廃棄物管理票(マニフェスト)を交付することで、
確実に処理されたことを確認する仕組みもある

これらの廃異物を処分する最終処分場(埋め立て地)が収容限界に達する残余年数も少なくなっている。

江戸時代には、し尿や家庭から出される生ゴミを農家で資源として再利用する仕組みが確立されていた。

 

 

●循環型社会の必要性

都市部の環境問題を打開する方法として、循環型社会・持続可能な社会の構築が急務と言われている。

高度成長期から続いている大量生産・大量移動・大量消費・大量廃棄型社会からの脱却である。

  1. 生産物をなるべく廃棄物にしない努力
  2. 廃棄物を資源として適切に利用する
  3. 資源として利用できない廃棄物は適切に処分する

これらを徹底し、「天然資源の消費を抑え、環境への負荷が可能な限り低減された社会」を循環型社会・持続可能な社会という。

そのために日本では、循環型社会形成推進基本法を制定している。

この中では循環型社会形成推進基本計画が策定され、排出者責任と拡大生産者責任を定義している。

排出者責任 廃棄物を排出するものが責任を持って処分またはリサイクルをすること
拡大生産者責任 製造業者が自社製品の廃棄方法について一定の責任を持つこと
つまり製品に適切な廃棄方法を明記したり、回収する仕組みを作り再使用したり、
リサイクルできる素材を使うなどの対策を講じる責任があるということ

 

循環型社会構築のため、その他には以下の規定がある。そのうち下記の5つの〜リサイクル法を総称して「5リサイクル法」と呼ぶ

 

また、循環型社会のコンセプトとして以下のような優先順位がある。優先1〜3の頭文字をとって「3R」と呼ばれる

  1. 発生抑制 Reduce: ごみをださないこと
  2. 再使用 Reuse: 使えるものは捨てないで繰り返し使うこと
  3. 再生利用 Recycle: 再使用できないものは資源として利用すること、マテリアルリサイクルとも呼ばれる
  4. 熱回収 Thermal Recycle: サーマルリサイクル、熱エネルギーとして利用すること、つまり燃料として利用するゴミ発電・地域暖房など
  5. 適正処分 : どうしても捨てるしかない場合は適切に処分すること

 

 

●ごみ問題

物質的な豊かさが、ごみを増やす原因となっている。

それがたとえ、まだ使用できるものだとしても、「新しいものが欲しいから」「使わなくなったから」という理由で簡単にごみとして捨ててしまう人間の在り方に、その根本的な原因があると言える。

インターネットを利用しての不用品の譲渡や、オークションでの中古品の売買、フリーマーケットの利用など、リユースの仕組みが一部では浸透してきた。

名古屋市では家庭から排出される11品目を回収するリサイクルステーションを約40箇所設置したり、不用品データバンクを構築し「あげたい人」と「欲しい人」を取り持つ取り組みなどが行われている。

また古紙を100%利用したコピー用紙「エコペーパー100」や、再生紙を100%利用した「クラフト封筒」など、エコ商品を開発企業も増えてきている。

 

 

個人が出来ることは小さなことですが、一人ひとりがやらなければ何も変わりません。

 

 

 

●緑化対策

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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